2012年12月7日金曜日

ドイツの名門

大東製機工業がドイツのBMWーR25/3をフルコピーして販売した、DSKーA25である。
DSKは浅間火山レースにでおいて国産250ccクラスに入賞した事が有るが、
レース後の車検で一部の部品(ベアリング)にBMWの物を使用していた事が発覚し
入賞を取り消されたという経歴を持つ。


しかしながら材質検査まで行い、完全に複製出来るその「技術」自体、当時の日本では
大変困難な事だった。
当然本国のBMW社から抗議が入るが、輸出しない事を原則に日本国内での販売が
許可された。
昨今の隣国のコピーとは全く違い、日本人の持つ「匠の技」を駆使し、
国内のオートバイ・メーカーの中でも非常に信頼のおける物を作り出した。
材質の良さから本社が倒産したあとも北海道旭川の自動車会社がしばらく販売を続け、
ユーザーから高い評価を受けていた。というのは過酷な冬があるこの北海道の厳寒期でも
簡単に始動する優れたオートバイだったのである。

2012年11月28日水曜日

不遇の名車 メグロ E3型

不遇の名車 メグロ E3型
1959年(後期型)


浅間レースに向けて制作されたメグロのワークス・レーサー/RZが
RZ/AのOHVエンジンからOHCに変更され、勝利を収める。

その技術を投入し、今までのメグロのイメージから外れて
より多くのユーザー層を獲得しようとした車種がある。
メグロ車唯一のアールズ・フォークを装着したこの125ccE3型と、
250ccのF型に浅間の技術をフィードバックして
1958年に市販したが、当時のメグロ・ファンに受け入れられなかったのは
あまりにも高回転型のエンジンになっていたので、従来のメグロらしい
低速トルク型のイメージからかけ離れてしまっていたからだろう。
初期型はカラーだったのを後期型でメグロらしい黒/メッキに戻したが
やはり乗りずらさが不評で販売台数は1962台にとどまった。


それゆえ当時、独特のタンク形状から「鉄カブト」と呼ばれたこのモデルは
現在では極めて生存台数が少なく、希少な1台となっている。
この車両の走行距離は16000kmで、オリジナルを保っている。




2012年10月30日火曜日

イギリスの名機

M社のModel X
歴史あるマン島TTレース第一回の単気筒クラス優勝がM社だ。
以後数ある勝利を重ねてきたM社も1960年代の日本車には
勝てず吸収合併、倒産のバイクメーカーがほとんどだった。
1989年からバイクを生産し、1901年より市販を開始。
このモデルXは初期型の1929年ではないかと思う。


戦時中の没収を免れるため倉庫の2階に隠され、数十年を
暗闇で過ごした車体だ。
今は毎日眺めながらグリスを吹いてボルトが回るようにしているだけ。
84年も前の鉄なのだから無理すればすぐ折れる。
流行る心を抑えながら、どのようにレストアしていくか考えよう・・・


ライトケースの真後ろにセットされたジョセフ・ルーカスのアンメーターが
カッコイイ


油量調整ダイアルも、いちいちカッコイイ


サイドバルブ Vツイン 1000ccのヘッドには何と
スターティング・ホールが付いている
こんな部品一つ一つがクラシカルな雰囲気を醸し出している



遡上 そして産卵・・・ 旭川に鮭が戻る

ここは我が家から10分ほどの石狩川系忠別川の支流
2年ほど前から鮭が遡上してくるようになった。
今朝はちょうど産卵の時期だったのでしばらく眺めていた。


いったい石狩湾からここまで何百キロあるんだろう、
それも上流に向かって泳ぐのだからすごい体力だ・・・
天敵のヤマメやウグイが少ない支流だからたくさん孵化して
またここへ戻って来てほしいなあ


2012年9月28日金曜日

安い道具でデカイの狙う・・・


今年もそろそろ終盤になって来たレインボウ・トラウト
この小さなマイゼットリール¥880 おもちゃみたい

小加工してコルクのカーボンルアーロッド¥990に通りつける
少し硬いけど総重量が軽くていい
シルクロードにPanarecerのエアーポンプも取り付け

美瑛川で42Cmのレインボウをゲット、今年一番のスケールだった




2012年8月10日金曜日

鉄の馬

持論 「オートバイとは」・・・

よくモーターサイクルの事を「鉄の馬」と言う

「それは聞いた事が有る」とみんな言うけど
しかし何故そう言われるのかを訊ねると中々正確な答えを出すライダーが少ない・・・
だからライダーズ倶楽部ハウスの開設を期にもっと乗り手としての意識向上を高めるために
語ってきた事がある。

それは元来人間が競技や仕事をするために馬を調教して使用してきた事から始まる。
ゆえに乗馬する時に着用する道具は「ヘルメット」「グローブ」「ブーツ」「サドル」などと現在オートバイに乗る時の装備と同じ物だという事を知っているだろうか・・・
歴史が進むにつれ、人間はもっと楽に、もっとたくさん、もっと速く・・・と言うようにエンジンが発明され、馬の替わりになる物を「オートバイ」、そして馬車の替わりになる物を「自動車」として創り出してきた。

■ヨーロピアン
速さを競う競馬(サラブレッド)がオートバイのスピードレースであり、そのために鐙(あぶみ)の位置を高くし、前傾姿勢をとる事はレーサーレプリカに装備される「セパレートハンドル」と「バックステップ」という事なのだ。
■アメリカン
インディアンやカウボーイ達が牛や羊を追うために大柄なサラブレッドではなく一回り小さなクォ-ターホースなどを使い小回りを効くようにする。鐙(ステップ)を少し前にセットし(フォワード・コントロール)移動の為の長距離ライディングの疲れを軽減させる。

ここでアメリカのハーレーやインディアンは大きいではないか・・・という疑問を持つ人がいるかもしれない、しかし他社の同排気量車と並べて比較すれば判るが、以外に小さい事に驚くだろう。現在のハーレーは大きく重たくなっているが、当時のフラットヘッド、ナックルヘッド、パンヘッドなどのようにリジットモデルはとても軽くて扱い易いのである。

現在はアメリカや日本の牧場などで「オフロード」のオートバイを使用している所が多くなった。

Americanアメリカン
クォ-ターホースの由来

牛を追うカウボーイにとって丁度良い大きさの馬が「クォ-ターホース」であった。そこで何故その名が付いているかと言うと「クォ-ター」つまり1/4マイルを素早く駆け抜ける馬を育てるのが彼らの仕事にとって必要であり又、誇りでも有ったのだ。そしてその名残りが4分の1マイルレース、すなわち現在のドラッグレースで使用されている距離(0~400m) 通称「ゼロヨン」なのである・・・

カウボーイ・ハット フリンジ・ジャケット チャップス メディスン・バッグ サドル・バッグ バックル等ハーレー・ダビッドソンやインディアンに跨る者達は以上のような物を身に纏い、あるいはオートバイに装備する事が多い。
しかし、その意味を知らずに乗っているライダー達が多いのも事実である。
全て馬に乗る時に使う物が現在のアメリカン・モーターサイクルに似合うのは本来が馬だからだ。
自動車を運転する人を「ドライバー」、バイクに乗る人を「ライダー」と言っているのは馬車を操縦する人をドライバーと呼び、馬に乗る事をライディングと言うからバイク乗りを「ライダー」と呼ぶ。
 物事には歴史や理由が有り、それを良く理解し、そして自分に自信を持って乗る事により「真のライダー」に目覚めて欲しい。

プロフィール


シャーマンによる自己解析

誕生:大地が生まれ変わる月 (12月22日~1月19日)
       EARTH RENEWALMOON 山羊座(12.22~1.20)に相当
トーテム
動物界:スノー・グース
植物界:樺の木
鉱物界:水晶
色:白
自然界:亀(土)のファミリー
水晶の様に宇宙の偉大なパワーを受信し、転送する能力を備える。
宇宙から発信される古い記憶を受信することがあり、真の意味で伝統に敬意を払う。
完璧を求め努力する性質と、それに相応しいパワーを生まれつき授かっている。
非情に強いパワーと潜在的な自己破壊の種を宿す為、自分のものの見方や考え方に余り固執しないこと。
自分に流れ込む、あらゆるエネルギーをバランス出来れば、かなりのレベルまで自己を高めることが出来る。
自らを再生し全エネルギーをバランスする方法としては、人に「与える」ことが重要。